導入事例

試験導入からでも入りやすい - 使えばわかるScanXの手軽さ

株式会社開発工営社 水工事業本部 水工第2部 髙嶋様、沖野様、佐野様
  • 土木・建設

  • 事業分野:建設コンサルタント
  • 地域:北海道札幌市
  • 使用工種:河川、交通、道路、橋梁、地質、環境
  • 使用機材:
    - UAV: DJI Matrice300 RTK Zenmuse L1
    - ハンディースキャナー:STONEX X120GO
北海道を拠点に、社会インフラ整備の計画・設計を担う株式会社開発工営社様。今回お話しを伺った水工事業本部水工第2部では、河川構造物が健全に機能する為の点検調査、更新や新設に関する業務を担当されています。近年では、ICTや3D測量の活用も積極的に進めており、ScanXの導入を通じて、点群データの処理・共有・活用の効率化に取り組まれています。

「現場がリアルで見やすい」点群活用の本格化

株式会社開発工営社様では、10年以上前から点群データの活用に取り組んでいます。当初はレーザー測量機器がなかったため、オルソ写真から点群を生成し、発注者との情報共有や図面作成に活用していました。
「点群自体は、私が入社する前から会社として活用していました。当時はまだレーザー機器がなかったので、オルソ写真を撮影して、そこから点群を作るようなかたちでした。」

その後、国土交通省によるICT設計の標準化の動きが出てきたことを受け、発注者側が航空レーザーで取得した点群データを使い、現場の状況を発注者と共有する機会が増えていきました。
点群を使うことのメリットも改めて実感できるようになり、活用の必要性が高まっていきました。
「河川の業務とかでもBIMCIMを業務の中で行うのが基本的にそうなっていくっていう話が出た頃で、実際やっぱり現場とかの状況と発注者の方とかに共有するには点群とかの方がより、現地がリアルというか見やすいっていうところがありました。」

「実際、発注者からは写真で見るよりもわかりやすいといわれていますし、電柱などの構造物も点群に残っているので、”こういうものが近くにあって施工時に支障が出そうだ”など早い段階でお話ししやすくなりました」

さらに、ちょうどDJIのL1が登場し、自社でも手軽に点群を取得できるようになったことで、発注者から提供されたデータを使うのではなく、自ら取得した点群データを発注者に共有するという運用へと移行。発注者への3Dデータ活用の働きかけも含めて、点群の活用が本格化していきました。
「以前は、発注者が航空レーザーで取得したデータしかなくて、こちらでは渡されたものを見るだけでした。でもL1が出て、自社でも手軽に取得できるようになってからは、こちらから発注者に共有する形で点群を使うようになってきました。」

「導入しやすさが決め手」ScanX導入の理由

レーザー機器の導入に伴い、点群処理の効率化が課題となり、コストや同時利用性を踏まえた選定の結果、ScanXを採用。比較的導入しやすい価格帯とWeb完結型の柔軟性が決め手となりました。
「本格的にレーザーを導入したのはちょうどDJIのL1センサーが出てきた頃でした。そのタイミングで点群処理ソフトを探していて、他のソフトも検討したんですけど、ライセンス費用が高くて...。ScanXは価格も導入しやすく、複数人で使えるという点で魅力がありました。」

「その頃はScanXもリリースされたばかりで、まだ知られていなかった時期だったと思いますが、試験的に使ってみようということで導入を決めました。」

「測量前の先行設計への活用も」ScanXの使い方

現在、ScanXの主な活用は、AIによるフィルタリング処理です。設計前の原型地形の抽出において雑草・樹木の除去処理に活用されており、現場状況の把握や初期設計段階の迅速化に大きく貢献しています。

また、ScanXで処理されたデータは完成度が高く、他のソフトで再処理せず、そのまま設計工程へと利用されています。
「うちでは今、ScanXは主にフィルタリングと樹木の処理に使っています。ScanXで処理した原型地形のデータをAutodesk ReCapに渡して、そこからモデルを作成して設計につなげる流れで、他のソフトで点群の再処理をするようなことはしていません」

社内では4~5人がScanXを使っていて、各チームに1人ずつくらい。それぞれがフィルタリング処理できるような体制にしています。」

また、ドローンの飛行規制を補う手段として、ハンディスキャナを用いたデータ取得も積極的に行われています。
「以前はドローンでまとめて撮影していたんですが、今は道路の上空を飛ばすのが厳しくなってしまって。だからハンディスキャナで歩いて取ることも増えました。

「最近は特に道路ですね。たとえば、道路脇に菅を設置する計画があったのですが、そのときはまだ測量が未実施だったため、先行してハンディスキャナで点群を取得しました。ただ、雑草などが多く、測量精度が担保されていない中で、ScanXで雑草を処理して綺麗にすることで、ある程度の設計作業を先行して進めることができました。」

「点群処理の時間は3分の1に」ScanX導入による効果

ScanX導入によって、従来の手動処理と比較して作業時間の大幅な短縮が実現しました。また、動作の軽快さとWeb完結型の柔軟性が日常業務でも活きています。
「レーザーで撮ったデータは、今は全部ScanXを通していますね。導入前はAutocad Recapで手動で木を消していたので、すごく手間がかかっていました。

「ScanXだと、処理の待ち時間だけで完結するのでだいぶ変わりました。点群の大きさにもよりますけど、3分の1くらいの時間になった印象です。たとえば10GBクラスの点群なら、以前は2〜3時間かかっていたのが、今は1時間ちょっとで終わる感じですね。」

「他社や他部署から借りてきた点群データを確認するにも、まずScanXで開いて動作確認します。ビューワーとしても動きが軽くて、とにかく使いやすいです。」

今後のScanXへの期待と展望

株式会社開発工営社様から、ScanXの改善に対する期待の声をいただきました。
「たまに木の枝や構造物の一部が地表と認識されることがあるので、そこがもっとクリアになると嬉しいです。」

「手動で属性を変える機能も使ってみたことがありますが、点群の選択が難しかったです。今後のアップデートでもっと直感的に操作できるようになるとありがたいです。」

ScanX導入を検討している方へのメッセージ

株式会社開発工営社様から、ScanXの導入を検討されている企業様へのメッセージをいただきました。
「ScanXはとにかく動作が軽いですし、点群データの確認・処理が手軽にできるのが魅力です。Webで完結しているというのも大きなポイントで、アプリのインストールとかは不要です。スマホで見ることもできますし、導入のハードルはかなり低いと思います。」

「閲覧用アカウントを複数発行できるのも助かっています。実際の導入も他のソフトよりもライセンス費用が抑えられていて始めやすいので、試験導入からでも入りやすい製品だと思います。とりあえず数ヶ月使ってみて、よければ継続するっていうスタイルにも向いていると思います。」

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