導入事例

点群と設計データをWeb共有。現場での合意形成をもっとスムーズに。

東海建設株式会社 DX推進室 中里様
  • 土木・建設

  • 事業分野:建設会社
  • 地域:北海道室蘭市
  • 使用工種:道路、橋梁、砂防、河川など
  • 使用機材:
     - UAV:DJI Matrice 350 RTK(Zenmuse L2 / P1)
     - ハンディスキャナ:STONEX X120GO / XVS
     - 地上レーザースキャナ:TOPCON GLS-2200
東海建設株式会社様は、北海道を中心に道路・橋梁・砂防ダムなど多岐にわたる土木工事や補修工事を手がけ、地域のインフラ整備を担う総合建設会社です。今回は社内でICTやドローン・点群活用を推進されているDX推進室のご担当者にお話を伺いました。

ScanX導入のきっかけ

東海建設様では、令和元年に現場支援を目的とした専門部署を立ち上げられ、令和3年にはレーザースキャナを導入されるなど、点群活用が本格的に進められています。その一方で、設計データや点群データを現場で活用・共有する方法に課題を感じられていました。業界内の知人を通じてScanXを知っていただき、Webでの共有性や設計データ取込機能が導入の決め手となったようです。
「2024年ぐらいから、点群データや作成した設計データを現場に持ち出したいと考えていました。例えばiPadに入れて現地で確認するなど、データを現場に持ち出す環境の整備をしたかったのですが、Web上で簡単に共有できるようなシステムがなく、いいソフトがないかと模索していました。」
「ScanXのことを聞いて、求めていた理想のソフトだなと思いました。Web上で使えてどこでもデータを持ち出せること、設計データも入れられることが導入の決め手でした。また、担当が私一人しかいない中で、簡単に使いこなせるという点も大きなポイントでした。」

ScanXの使い方①:設計データを見ながら現地調査

現場では、点群データと設計データを重ね合わせて表示し、施工方法の検討や障害物の確認、搬入経路の選定に活用されています。設計データと現況を重ねる事で法長の変化から現況地盤の凹凸も把握できます。
「現場でScanX上の点群と設計データを見ながら状況確認をすれば完成のイメージが伝わり『ここの施工はこういう問題があるからこういう方法で施工しよう』など、その場で設計データを見ながら検討できるようになりました。」
現況との差を見ながら現地で打ち合わせできるのがとても大きいです。」
設計データの3Dモデルと点群を重ねている様子

ScanXの使い方②:ドローンの飛行ルートの検討

ドローン測量時の標定点(GCP:正確な座標が分かっている地上の位置)の設置や飛行経路の検討にも活用されています。点群とCSVでアップロードした基準点を重ね合わせることで、飛行経路のシミュレーションや点群の確認を行われています。
「ドローンを飛ばす際には、精度を担保する為に標定点を設置して、ドローンを飛行します。ScanX上で点群データとCSVでアップロードした基準点を重ねて表示することで、標定点の位置からドローンをどの経路で飛行させるべきかルートの検討をしています。」
ScanXに基準点をアップロードした様子

ScanXの使い方③:施工の進捗管理

砂防ダム工事では、矢板の膨らみや設計との差異を確認するために、セルごとの点群を取得してScanXで比較される予定です。進捗管理や施工精度の可視化に活用しようとされています。
「今工事を進めている円筒状のセル構造で砂防堰堤を作る砂防ダムの現場では、進捗管理をScanXで実施しようと考えています。土砂を入れた際に矢板が膨らみすぎてないかや、設計データと施工状況(最新の点群データ)を重ねて表示することで、ずれを可視化したり、計測ツールで詳細を確認しながら進めていくことを想定しています。」
砂防ダムの点群とこれから作業する設計データを重ねている様子

ScanXの導入効果

ScanXを導入することで、データを現場に持ち出して、現場で打ち合わせができるようになったことが一番大きなメリットとなったようです。
URLだけで共有でき、現場でもすぐにデータを確認できることが大きなメリットです。また私は普段会社で作業を行っている為、現場には常駐していませんがSCANXを活用する事で現場の点群を見ながら機械の設置場所の確認などできるため会社にいながら現場を見ているような感覚で打ち合わせができますので、圧倒的に現場への伝わりやすさが変わったと思います。」

さらに、点群処理という観点でも大きな時間削減を実現できているといいます。
「点群処理でいうと、例えば手動で時間がかかっていたものが自動処理で完了でき、処理中もほかの作業ができるようになったため、2倍の時間短縮になったという感覚です。特に点群処理は私一人で作業をしてるため、複数現場が重なる場合は、大きな負担の削減につながりました。」

ScanXのさらなる活用と要望

東海建設様では、さらなるScanXの活用を目指して他の使い方も模索いただいています。
樹木解析という機能にとても期待しています。現場に入った際に木を切る必要がある案件では、外注先が一本ずつ本数を数えてます。樹木解析が自動で本数を算出してくれるのは大きなポテンシャルだと思うので、次回現場があれば活用してみたいです。あとは樹木の胸高直径がエクセル出力できれば、さらに活用の幅が広がると思います。」

他にも、ScanXの今後の進化を期待して、要望をいただきました。
「インポートした設計データの色を変更できるようにしてほしいです。色が変更できれば現況との差分の可視化や折点などのエッジなどが見やすくなると思います。」
「断面図の作成は点群データのみ可能ですが、インポートした設計データも断面図に表示されるようにしてほしいです。」
「IFCやDXF、DWGなどもインポートできれば、ほかのソフトの互換性も上がり、さらに活用しやすくなると思います。」
「測量のソフトではSIMAデータをよく使うので、SIMAデータもScanXに取り込めると利便性が上がります。」

ScanX導入を検討している方へのメッセージ

東海建設様から、ScanXの導入を検討されている企業様へのメッセージをいただきました。
「ScanXは本当にいろんな使い方ができると思います。点群処理だけではなくいろんな使い方ができる、とても可能性を秘めているソフトだと思います。是非試してみられるといいかと思います。」

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