コラム

【2025年最新】点群処理ソフト11選!主な機能や選定ポイント、費用相場まで解説

【2025年最新】点群処理ソフト11選!主な機能や選定ポイント、費用相場まで解説

点群処理ソフトを導入する際は、点群データを活用する目的を明確にし、用途に合った機能や性能を備えたソフトを選ぶことが大切です。

ソフト名特徴
ScanX・独自アルゴリズムの実装により、高精度な点群データ解析を簡単に実現
・クラウド型であるため場所や時間を問わずに使用できる
・サポート費用を含む、月額29,800円から利用可能
・1ライセンス複数人での利用ができる
TREND-POINT・高スペックなパソコンであれば100億点クラスでも表示・処理を実現
・関連製品との連携により、ヒートマップ表示や3Dモデルなどの高度な機能も利用可能
SiTE-Scope・i-Constructionに準拠しており、出来形管理から電子納品まで対応可能
・ビューア出力により、関係者との共有もスムーズ

上記3つの詳細や、その他の点群処理ソフトについても知りたい方は、点群処理ソフトのおすすめ11選をご覧ください。

記事内では、点群処理ソフトの主な機能から選定基準や費用相場に加えて、土木・建設業界で注目を集めるソフトウェア11選をまとめて紹介します。ぜひ参考にしてください。

点群処理の手間・重さ・コストを一気に解決するScanX

ScanXは、オンライン上で簡単に点群処理ができるソフトウェアです。

  • 自動クラス分類でフィルタリング作業をらくらく効率化
  • 重い点群データもリンク発行だけで、チーム全員と即座に共有
  • 初期費用ゼロ、月額29,800円から気軽に始められ、高スペックパソコンも不要

まずは無料デモをお試しください。

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点群処理ソフトとは

点群処理ソフトとは、レーザースキャナーやフォトグラメトリなどによって取得した点群データの閲覧・編集・加工などの処理を行うためのツールです。

現場で取得した点群データは、未処理の素材段階にあり、専用ビューアで閲覧できるものの、そのまま業務で活用するには多くの課題を抱えています。

たとえば、取得したばかりの点群データは、ノイズ(誤った位置情報を持つ不要な点)や欠損などの異常値が含まれていることが多くあります。

そのため、効率的に可視化・解析を行うには、ノイズ除去や穴埋め、点密度の調整といった前処理、3Dモデリングや3Dマッピングなど、目的に応じた編集・加工が欠かせません。

点群処理ソフトは、こうした処理を効率的に行い、点群データを最大限に活用するために欠かせないツールなのです。

点群処理ソフトの主な機能

多くの点群処理ソフトには、膨大な点群データを実用的な3次元情報へと変換するためのさまざまな機能が搭載されています。ここでは、主な機能と特徴を解説します。

点群処理ソフトの主な機能
  • データ入出力・フォーマット変換
  • 表示・描画
  • 前処理
  • 解析・クラス分類
  • メッシュ生成・3Dモデル化

データ入出力・フォーマット変換

点群処理ソフトは、さまざまな形式の点群データを読み込み、必要に応じて他のソフトウェアで利用できる汎用形式に変換する機能を備えています。

点群データには、各点の座標情報(X, Y, Z)と色情報(R, G, B)が基本として含まれます。

さらに点群取得の機材によっては、レーザーの反射強度、法線ベクトル、曲率などの属性情報が付加される場合もあります。

そのため、点群データの用途や機材、含まれる情報の種類などによって、ファイル形式が異なるのです。

代表的なファイル形式は、以下のとおりです。

ファイル形式拡張子
ASCII(テキスト)形式txt,xyz,csv,pts,pcd
バイナリ形式las,laz
その他ptx, ply, obj

点群処理ソフトの多くは、これら主要形式の入出力に対応しています。

さらに、異なる機材で取得した点群データを正確な位置関係で統合したり、CAD、BIM、GISなどで扱える形式に変換して出力したりできるソフトもあります。

表示・描画

点群処理ソフトには、膨大な点の集合である点群データを人間が直感的に理解できる形に可視化する機能があります。たとえば、次のような機能です。

機能概要
3Dビューア点群を3次元空間に立体的に表示する基本機能。視点を動かしたり、拡大・縮小したりできるため、全体像の把握や細部の詳細確認ができる
レンダリング点群データを処理して画像や映像などを生成する機能。点の色や明るさの調整をしたり、テクスチャを適用したりすることで、よりリアルで視覚的にわかりやすくなる
セクション表示点群データを任意の断面で切断し、断面図や平面図として表示する機能。建物の内部構造や地中配管など、通常は見えない部分を確認できる
オーバーレイ表示点群データに、CADデータやオルソ画像(航空写真などを幾何学的に補正した地図)などを重ねて表示する機能。点群データと設計図面を比較したり、現況の正確性を確認したりできる

点群処理ソフトの表示・描画機能は、膨大な点群データを目に見える形に変える基本的な機能です。

前処理

前処理は、解析の精度や後続作業の効率を大きく左右する重要な工程です。

主な前処理機能は、以下のとおりです。

機能概要
クリッピング点群データから特定の領域を切り出す処理。不要な背景や隣接する物体を除去し、解析対象となる部分だけを抽出することで、関心領域に特化した分析をが可能になる
ノイズ除去(フィルタリング)
機材の誤差や環境要因によって生じるノイズを除去する処理。対象物の境界から影のように伸びる点群や、鏡面反射による誤った距離データなどを除去することで、正確性を高める
ダウンサンプリング点群データの密度を下げ、点の数を減らす処理。容量を削減できるため、後続の処理(3Dモデル化や解析)の処理速度も向上する

これらの前処理を適切に行うことで、点群データの精度を高め、解析や3Dモデル化などの後続作業を効率的に進められます。

解析・クラス分類

点群処理ソフトには、膨大な点の集まりから価値ある情報を引き出すための解析機能が備わっています。

たとえば、点群データから距離や角度を直接計測して建造物の正確なサイズを把握する寸法測定機能や、特定の断面で切り出して地形や建物内部の構造を可視化する断面解析機能などがあります。

また、クラス分類では、点群データの各点がどのクラス(カテゴリ)に属するかを判別・分類し、建物、樹木、電柱、地面などの物体として認識・分類する機能です。

広範囲をスキャンした点群データから樹木だけを抽出して森林の体積を計算したり、道路の点群データからガードレールや標識などの構造物を分離したりすることが可能になります。

さまざまな点群処理ソフトがある中でも、ScanXはこれらの解析・クラス分類をAIが自動で実現します。

インターネットブラウザ上に点群データをアップロードするだけで、ノイズ、地表面、構造物、樹木などを高精度に判別し、作業時間の大幅な削減が可能です。

さらに、個別樹木情報の抽出や森林台帳作成といった高度な解析にも対応しているため、現場の生産性向上に繋がります。

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メッシュ生成・3Dモデル化

メッシュ生成・3Dモデル化は、無数の点の集合である点群データから、面を持った立体的な形状(3Dモデル)を作成する機能です。

メッシュ生成(メッシュモデリング)とは、隣り合う点同士をつなぎ合わせて多数の微小なポリゴン(多角形)を生成した形状のデータを指します。このポリゴンの集合体が、物体の表面を覆う網目状のメッシュとなるのです。

また、点群データからさらに滑らかな曲面を生成する手法としてサーフェスモデリングがあります。曲面などの数式を用いて形状を表現するため、ポリゴンの集合体であるメッシュモデルよりも、さらに高品質で滑らかな3Dモデルを作成が可能です。

面情報を持つため、体積計算や表面積の算出などの詳細な解析、各種シミュレーション、CGによる可視化など、より高度で多様な用途に活用ができます。

点群処理ソフトの選定ポイント6つ

自社の課題を解決し、業務効率を最大化するためには、どの点群処理ソフトを選ぶかが重要です。ここでは、点群処理ソフトの選定時に確認すべき6つのポイントを解説します。

点群処理ソフトの選定ポイント6つ- ScanX

1. 予算に対する費用感

自社でかけられる予算を明確にし、その範囲内で必要な機能を満たすソフトを探すことが重要です。

点群処理ソフトの価格は、数百万単位の導入費用が必要になる場合から、月額数万円で利用できるものまで幅広く存在します。

一般的に、自社サーバーへインストールするオンプレミス型(買い切り型)よりも、インターネット経由で利用するクラウド型(サブスクリプション型)の方が初期導入費用を抑えやすい傾向があります。

自社の予算規模と、導入によって得られる費用対効果を慎重に見極めるようにしましょう。

2. 複数人での利用可否

点群処理ソフトによっては、「1ライセンスにつき1ユーザーのみ利用可能」と厳格に定められていることもあります。

複数人で編集したい場合には、ユーザー数に応じたライセンス数の購入が必要となるのです。

たとえば、複数の現場が同時進行するような状況では、各担当者が同時にアクセスし、同じプロジェクトを共有しながら作業できるかどうかが業務の効率化に直結します。

そのため、ライセンス形態を確認し、チームでの利用に適しているか、追加ライセンスの費用はどのくらいかを導入前に把握しておきましょう。

点群処理ソフトの中でも、ScanXは1ライセンスで複数人の利用が可能です。

3.点群データの共有が気軽にできるかどうか

点群データの共有が気軽にできるかどうかは、点群処理ソフトを選ぶ際に重要なポイントです。点群データは数十メガバイトから数百ギガバイトに及ぶことも多く、メールでの送付は現実的ではありません。HDDやSDカードといった記録媒体を郵送する方法も、到着まで数日かかります。

加えて、受け取った側が同じソフトウェアを持っていなければ、データを開けないこともあるため、注意が必要です。

ScanXであれば、共有用のURLリンクをすぐに発行できるため、関係者は誰でも簡単にブラウザから点群データへアクセスができます。

インターネット環境があれば、タブレットやスマートフォンからの閲覧にも対応しているため、場所や使用機器に縛られず効率的に情報共有が行えます。

点群処理ソフトを選ぶ際には、作業効率を向上させるためにもデータ共有のしやすさを予め確認しておきましょう。

4. 点群処理を取得する機材との互換性

点群処理ソフトを選ぶ際は、点群データを取得する機材と導入を検討しているソフトウェアとの互換性を予め確認しておくことが大切です。

多くのソフトは多様なファイル形式に対応していますが、特定の機材にしか対応していない場合や、対応形式が限られていることもあります。

互換性がないと、インポートができなかったり、変換作業に余計な手間がかかったりする可能性があるため注意が必要です。

5. 必要なパソコンのスペック

オンプレミス型の点群処理ソフトを導入する場合、推奨されるパソコンのスペックを満たしているかという点は重要です。

点群データの容量は、数百メガバイトから数十ギガバイト以上といった膨大な容量になることも多いため、高性能なパソコンが求められるのが一般的です。

特に、CPUやGPUの性能、メモリ容量は、処理速度や操作の安定性に大きく影響します。

自社のパソコンが推奨されるスペックを満たしていなければ、ハードウェアの追加投資がどれくらい必要になるかも把握しておく必要があるでしょう。

パソコンのスペックを上げるのが難しい場合は、処理をサーバー側で行うクラウド型のソフトを選ぶのも選択肢のひとつです。

6. マニュアルやサポート体制の充実度

点群処理ソフトの導入を失敗しないためには、予めマニュアルやサポート体制の充実度を確認しましょう。

新しいソフトウェアを導入すると、操作方法でつまずいたり、予期せぬトラブルが発生したりすることがあります。

そのため、分かりやすい操作マニュアルが用意されているか、問題が発生した際に迅速に対応してくれるサポート体制が整っているかは重要なポイントです。

特に海外メーカーの点群処理ソフトの場合、サポートが日本語に対応しておらず、さらに時差によって対応が遅れる可能性も考えられます。

また、サポートが基本料金に含まれているのか、保守費用として別途料金が発生するのかという点も確認しておくと安心です。

点群処理ソフトの費用相場

点群処理ソフトの費用は、提供形態や機能によって大きく異なります。

オンプレミス型(買い切り型)のソフトウェアは、初期導入費用として数十万円から数百万円かかるのが一般的です。高機能で専門的な解析が可能な製品ほど高額になる傾向があり、さらに年間保守費用が別途必要になる場合もあります。

クラウド型(サブスクリプション型)のソフトウェアは、月額数万円から利用できるサービスが多く、利用した期間分だけ費用を支払うモデルです。特定のプロジェクト期間だけ利用するといった柔軟な使い方もできるメリットがあります。

また、機能は限定的であるもののフリーソフトも存在します。ただし、ビジネスで利用するには機能不足であったり、サポートが受けられなかったりする点がデメリットであるため、本格的な導入には有償ソフトの検討が推奨されます。

点群処理ソフトのおすすめ11選

ここでは、国内で利用可能な点群処理ソフトの中から、特におすすめの11製品をピックアップしてご紹介します。
※本記事の内容は2025年10月時点の情報をもとに作成しています。

ソフト名特徴
1.ScanX・独自のアルゴリズムにより高精度な点群データ解析・クラス分類を自動で実行
・クラウド型で場所を問わずに利用可能
・サポート費用を含む、月額29,800円から利用可能
・1ライセンス複数人での利用ができる
2.TREND-POINT・高スペックのパソコンであれば100億点クラスでも表示・処理を実現
・ヒートマップ表示や3Dモデルなどの高度な機能も利用できる
・オプション機能の追加によりi-Constructionに準拠した出来形管理や資料の作成が可能
3.SiTE-Scope・i-Constructionの出来形管理に特化・土量計算結果をヒートマップで表示し、切り土・盛り土の状況を視覚的に確認可能
・ビューア出力に対応しており、関係者との共有や帳票の電子納品が可能
4.InfiPoints・数億点規模の大容量な点群データでも高速に表示・処理を実現
・主要メーカーの3Dスキャナーに対応し、精度の高い自動位置合わせが可能
・配管や鋼材などを自動でモデリングし、プラント設備の3Dモデル化を効率的に実行
5.NuBas・シンプルなUI/UXで初心者でも簡単に使える
・点群データ同士の差分を色で可視化し、地形や構造物の変化を直感的に把握可能
・指でなぞるような直感的な操作で簡単に3Dモデルを作成
6.Infracapture・Leica製スキャナーと連携により、点群データ取得から解析までをシームレスに実行
・専用マーカーを設置することでトンネルや管路といった構造物の断面作成や変状抽出など、インフラ維持管理に特化した解析が可能
・点群データから各種帳票や数量計算書を自動で生成
7.ClassNK-PEERLESS・点群を「塗る」という直感的な操作で3Dモデルを作成可能
・点群データの欠損部分を補完してモデル化し、より正確な干渉確認を実現
・マニュアル機能やサポート体制が充実
8.Galaxy-Eye Modeler・独自の高速表示技術により大規模な点群データを軽快に操作可能
・点群から配管や鋼材などを自動認識し、効率的にCADモデルを作成
・関連情報へのアクセス機能により関係者間の情報共有を円滑に実現
9.Prevu3D・点群データからリアルなデジタルツインを簡単に作成し、インターネットブラウザで共有可能
・点群データに帳票やURL、コメントを残すことができ、リアルタイムで情報共有や共同編集が可能
・VRに対応し、リアルな没入感で空間を体験・レビューできる
10.ScanSurvey Z・点群データから任意の断面図やオルソ画像を効率的に作成でき、2D/3Dの連動表示や階層表示が可能
・3D-CADソフトや電子国土データ、オープンストリートマップなどとの連携に対応
・作成した3Dモデルを、GISやExcelなどの情報を連携させることで、検索や条件に応じた色分け表示が可能
11.Modely・iPadなどで取得した点群データから3Dモデルを作成し、配筋検査項目の自動合否判定が可能
・3Dモデルから鉄筋の本数、間隔、かぶり厚などを自動で算出し、検査帳票を自動で作成
・点群データや帳票のクラウド上での共有により、情報連携や遠隔での確認をスムーズに実現

1. ScanX

ScanX

出典:ScanX公式サイト|https://scanx.cotori.co/

ScanXとは、ITソリューションの開発・販売を行うローカスブルー株式会社の点群処理ソフトです。

特徴

ScanXの主な特徴・機能は、以下のとおりです。

  • 点群データを取り組むだけで、AIが高精度な分類・解析が自動的にできる
  • インターネット環境があれば、現場や出張先など場所を問わずに利用ができる
  • サポート費用を含む、月額29,800円から利用可能
  • 1ライセンス複数人での利用ができる

ScanXは、令和3年度のi-Construction大賞で国土交通大臣賞を受賞しており、多くの導入実績があります。

直感的なUI/UXで、専門知識がなくてもスムーズに編集・処理が可能です。

特にAIを活用した独自のアルゴリズムによって、点群データをアップロードするだけで自動解析・クラス分類を実行できる点は強みといえます。

クラウド型の点群処理ソフトであるため、高精度なパソコンがなくてもインターネット環境があれば1ライセンスで複数人の利用ができます。

さらに料金にはサポート費用も含まれているため、導入後も安心して相談できます。

料金

ScanXは、ダウンロードが必要なライセンス制のソフトウェアと異なり、月額費用のみのシンプルな価格設定です。

種類月額費用プラン内容
ベーシック29,800円(税込)▼データ内容
・40GB / 月
・1ファイル10GBまで(アップロード時)
・4プロジェクト/月まで
・各プロジェクト内の容量には制限なし(複数の点群ファイル追加可能)

▼ユーザー管理
・管理者ID×1
・編集者ID×1
・閲覧者ID(計測/DL可)×10
プロ49,800円(税込)▼データ内容
・300GB / 月
・1ファイル30GBまで(アップロード時)
・10プロジェクト/月まで
・各プロジェクト内の容量には制限なし(複数の点群ファイル追加可能)

▼ユーザー管理
・管理者ID×1
・編集者ID×5
・閲覧者ID(計測/DL可)×20
エンタープライズ要問い合わせ必要に応じて容量やユーザー数をカスタマイズ可能なプラン

点群処理にかかっていた作業時間を効率化したい方は、お気軽に無料デモ・お試し処理をご利用ください。

実際の画面を見て性能を体感

2. TREND-POINT

出典:TREND-POINT公式サイト|https://const.fukuicompu.co.jp/products/trendpoint/

TREND -POINTは、測量土木CADソフトウェアの開発および販売を行う福井コンピュータ株式会社の点群処理ソフトです。

特徴

TREND -POINTの主な特徴・機能は、以下のとおりです。

  • パソコンのスペックを上げれば、100億点クラスの膨大な点群データをストレスなく表示・処理できる
  • 同社が提供する関連製品と連携することで、ヒートマップ表示や3Dモデルなどの高度な機能も利用できる
  • オプション機能を追加することで、i-Constructionの各種基準に準拠した出来形管理や資料作成を効率的に行える

TREND-POINTは、100億点クラスの膨大な点群データを快適に扱える操作性が強みです。

製品の基盤となるデータベース構造により処理速度の高速化を図るとともに、パソコンのスペックを最大限に引き出すことで、大容量データの快適な操作性を実現しています。

同社が提供する関連製品(TREND-FIELD、TREND-COREなど)と連携させることで、ヒートマップ表示や3Dモデル連携などの高度な機能を利用できます。ビューア出力にも対応しており、専用ソフトがない環境でも閲覧が可能です。

国土交通省のi-Construction出来形管理要領に対応しており、令和7年度には、国土交通省のNETIS推奨技術にも選定されています。

料金

TREND-POINTの導入費用は、選択するオプションや必要なライセンス数によって異なります。

TREND-POINTの最新版(2025年10月21日)の標準プログラムは、144万円(税別)です。

新規で導入する際には、標準プログラムに加えて、保守サポートサービスや教材動画DVDの購入が必須となります。

ベクトル差分解析や出来形管理支援、メッシュ土量計算機能など、オプションプログラムを追加する場合は、さらに料金が加算されます。

プログラムを複数台のパソコンで利用する場合は、その台数分のライセンスと保守サポートサービスの契約が必要となり、料金も変動します。

導入費用は、標準プログラムの価格を基本に、選択するオプションや必要なライセンス数によって異なるため、詳細は販売元への問い合わせが必要です。

3. SiTE-Scope

出典:SiTE-Scope公式サイト|https://www.kentem.jp/product-service/sitescope/

SiTE-Scopeは、建設業向け施工管理ソフトウェアの開発・販売を行う株式会社建設システム(KENTEM)の点群処理ソフトです。

特徴

SiTE-Scopeの主な特徴・機能は、以下のとおりです。

  • i-Constructionの出来形管理に特化し、土工や舗装工などの各種検査を効率化できる
  • 土量計算結果をヒートマップで表示し、切り土・盛り土の状況を視覚的に確認できる
  • ビューア出力に対応しているため、関係者との共有や帳票の電子納品ができる

国土交通省のi-Construction出来形管理要領に準拠しており、出来形帳票の自動作成など、検査業務に必要な機能を標準搭載しています。

土量集計の結果をヒートマップで表示できるため、施工の進捗状況や計画との差異を一目で確認できます。

i-Construction対応工事の出来形管理から電子納品までの一連の業務を、一つのソフトウェアで完結できる点が強みです。

料金

料金は、利用者のニーズや利用規模によって異なります。
個別の見積もりが必要となるため、公式サイトまたは販売代理店にお問合せください。

4. InfiPoints

出典:InfiPoints公式サイト|https://infipoints.elysium-global.com/

InfiPointsは、データ変換ソフトや PDQ 検証ソフトの自社開発、およびグローバルな事業展開などを行う株式会社エリジオンの点群処理ソフトです。

特徴

InfiPointsの主な特徴・機能は、以下のとおりです。

  • 数億点規模の大容量な点群データでも高速に表示・処理できる
  • 主要メーカーの3Dスキャナーに対応し、精度の高い自動位置合わせができる
  • 配管や鋼材などを自動でモデリングし、プラント設備の3Dモデル化を効率的に行える

独自の処理技術により、数十億点規模の大容量データでもストレスなく快適に表示・操作できるビューアを搭載しています。

Trimble、Faro、Leica、NavVisなど、世界中の主要な3Dスキャナーメーカーのファイル形式に標準で対応している点が強みです。

土木・建設の現場に限らず、製造業や歴史的建造物のデジタル保存など、さまざまな領域で導入されています。

1か月の無料トライアル期間も用意されており、契約後も国内の専門チームによる操作説明や技術サポート、保守サービスが充実しています。

料金

料金は、利用者のニーズや利用規模によって異なります。
個別の見積もりが必要となるため、公式サイトまたは販売代理店にお問合せください。

5. NuBas

出典:NuBas公式サイト|https://nubas3d.com/

NuBasは、ソフトウェア・情報処理サービス、3D計測機の販売・レンタルなどを行うアイセイ株式会社の点群処理ソフトです。

特徴

NuBasの主な特徴・機能は、以下のとおりです。

  • 機能を絞ったシンプルな操作性により、初心者でも短期間で使い方を習得できる
  • 点群データ同士の差分を色で可視化し、地形や構造物の変化を直感的に把握できる
  • 指でなぞるような直感的な操作性で、簡単に3Dモデルを作成できる

直感的な操作性と優れた処理能力を両立させた点群処理ソフトウェアです。

使いやすさを重視した画面設計により、専門知識が少ないユーザーでも短期間で習得できる特徴があります。

点群データの比較分析機能に強みを持ち、複数時期の計測データから変化箇所を抽出し、視覚的に表現するまで一連のワークフローを実行できます。

また、画面上で対象範囲を指定するだけのシンプルな操作により、点群データからサーフェスモデルやメッシュモデルへの変換も可能です。

一つのソフトで多様な作業に対応できるため、複数ツールの導入・習得にかかる時間的・経済的コストを抑制できる点も導入メリットといえます。

料金

料金は、利用者のニーズや利用規模によって異なります。
個別の見積もりが必要となるため、公式サイトまたは販売代理店にお問合せください。

6. Infracapture

出典:Infracapture公式サイト|https://www.ixs.co.jp/infracapture/

Infracaptureは、AI・XR・3Dデータソリューションなどを行う株式会社イクシスの点群処理ソフトです。

特徴

Infracaptureの主な特徴・機能は、以下のとおりです。

  • Leica製スキャナーと連携することで、点群データの取得から解析までをシームレスに実行できる
  • 専用マーカーを設置することでトンネルや管路といった構造物の断面作成や変状抽出など、インフラ維持管理に特化した解析ができる
  • 点群データから各種帳票や数量計算書を自動で生成できる

Leica Geosystems社とグローバルパートナーであり、Leica製スキャナー専用のソフトウェアで自動結合、ノイズクリーニング、閲覧、帳票作成といった作業に対応している点が強みです。

Leica製のスキャナーと専用のターゲットマーカーを使用することで、複数箇所で計測した点群を高精度に自動で合成できます。

現場の目的や測量の種類に応じて、必要な帳票データを自動で生成する機能も備えています。

料金

料金は、利用者のニーズや利用規模によって異なります。
個別の見積もりが必要となるため、公式サイトまたは販売代理店にお問合せください。

7. ClassNK-PEERLESS

出典:ClassNK-PEERLESS公式サイト|https://www.armonicos.co.jp/products/classnk-peerless/

ClassNK-PEERLESSは、3次元形状処理、CADフレームワーク、プロダクトモデル型専用システムの3つの技術をベースとしたCAD/CAMシステムのコンサルティングおよび受託、研究・開発を行う株式会社アルモニコスの点群処理ソフトです。

特徴

ClassNK-PEERLESSの主な特徴・機能は、以下のとおりです。

  • 点群を「塗る」という直感的な操作で3Dモデルを作成できる
  • 点群データの欠損部分を補完してモデル化できるため、より正確な干渉確認ができる
  • マニュアル機能やサポート体制が充実しており、手直しもスムーズにできる

船舶・プラント・工場設備・建築設備など、複雑な構造物を対象とした点群データ処理に特化したソフトウェアです。

専門的なスキルが必要なモデリングを、画面上で点群をなぞるように「塗る」だけの直感的な操作で実現しています。

ClassNK-PEERLESSは、取得済みの部分から配管形状を推定する機能を備えており、計測時に点群データが取得しきれなかった死角部分を自動的に補完してモデル化します。これにより、より正確な干渉確認や設計検証が可能となる点が強みです。

さらに、マニュアルや機能解説が豊富に用意されているほか、技術的な問い合わせにも回数制限なく対応しており、充実したサポート体制で安心して利用できます。

料金

料金は、利用者のニーズや利用規模によって異なります。
個別の見積もりが必要となるため、公式サイトまたは販売代理店にお問合せください。

8. Galaxy-Eye Modeler

出典:Galaxy-Eye Modeler公式サイト|https://www.ftr.co.jp/products/galaxy-eye/

Galaxy-Eye Modelerは、3次元検査測定システム開発販売および受託計測などを行う株式会社富士テクニカルリサーチの点群処理ソフトです。

特徴

Galaxy-Eye Modelerの主な特徴・機能は、以下のとおりです。

  • 独自の高速表示技術により、大規模な点群データを軽快に操作できる
  • 点群から配管や鋼材などを自動認識し、効率的にCADモデルを作成できる
  • VRや点群上へのリンク作成による関連情報へのアクセス機能により、関係者間の情報共有が円滑にできる

大規模な点群データを効率的に処理・可視化するソフトウェアで、プラントや工場など複雑な設備環境での活用に適している点が強みです。

独自の高速表示技術により、膨大な点群データでもストレスなく操作できます。

点群から、配管・鋼材・ダクトなどを規格に沿って自動的にCADモデル化する機能を備えており、新設配管のルート計画も3次元で視覚化できます。

さらに、ユーザー以外も点群を閲覧できるビューア機能や、VRにも対応しており、関係者間でのイメージ共有が容易な点も特徴の一つです。

料金

料金は、利用者のニーズや利用規模によって異なります。
個別の見積もりが必要となるため、公式サイトまたは販売代理店にお問合せください。

9. Prevu3D

出典:Prevu3D公式サイト|https://i.tron.tokyo/ja-jp/prevu3d

Prevu3Dは、カナダのPrevu3D Inc社が開発した点群処理ソフトです。日本国内では、トロン株式会社が正規代理店として、日本国内でのPrevu3Dの販売、導入サポート、製品改善のフィードバック反映などを行っています。

特徴

Prevu3Dの主な特徴・機能は、以下のとおりです。

  • 点群データからリアルなデジタルツインを簡単に作成し、インターネットブラウザで共有できる
  • 点群データに帳票やURL、コメントを残すことができ、リアルタイムで情報共有や共同編集ができる
  • VRに対応しており、リアルな没入感で空間を体験・レビューできる

点群データから高精細なデジタルツインを自動で生成し、インターネットブラウザ上で簡単に共有できるソフトウェアです。

独自のアルゴリズムにより、工場やプラントといった大規模施設の点群データを軽量かつリアルな3D空間に変換します。作成した3D空間には、ドキュメントやURL、コメントなどの情報を直接追加でき、関係者間でのリアルタイムな情報共有や共同編集が可能です。

さらに、VRに対応しているため、デジタルツイン空間に没入し、実寸でのレビューやシミュレーションを行えます。

遠隔地からでも現場の状況をリアルに体験できるため、現場でのすり合わせコストや手間を大幅に削減できるのが大きな特徴です。

料金

料金は、利用者のニーズや利用規模によって異なります。
個別の見積もりが必要となるため、公式サイトまたは販売代理店にお問合せください。

10. ScanSurvey Z

出典:ScanSurvey Z公式サイト|https://be-system.co.jp/products/scansurveyz-assistz/

ScanSurvey Zは、ソフトウェア開発やコンサルティング事業を展開している株式会社ビィーシステムの点群処理ソフトです。

特徴

ScanSurvey Zの主な特徴・機能は、以下のとおりです。

  • 点群データから任意の断面図やオルソ画像を効率的に作成でき、2D/3Dの連動表示や階層表示ができる
  • 3D-CADソフトや電子国土データ、オープンストリートマップなどとの連携に対応している
  • 作成した3Dモデルを、GISやExcelなどの情報を連携させることで、検索や条件に応じた色分け表示ができる

地形モデルを簡単に作成でき、3D GISやCIMとして活用できる点が強みです。

レーザースキャナーで取得した数億点規模の大容量点群データを、独自の高速アルゴリズムによって軽快に処理します。

地形モデルの作成や土量計算、縦横断図の作成といったの基本機能に加え、2Dと3Dの連動表示やアニメーション作成機能も搭載。国土地理院が提供する地形データの取り込みにも対応しています。

土木、農林、地籍調査など幅広い分野で、地形の可視化や解析、進捗管理業務の効率化を支援する点群処理ソフトとして活用が期待されています。

料金

料金は、利用者のニーズや利用規模によって異なります。
個別の見積もりが必要となるため、公式サイトまたは販売代理店にお問合せください。

11. Modely

出典:Modely公式サイト|https://www.datalabs.jp/modely

Modelyは、3次元データを用いたクラウド型システムの開発・提供などを行うDataLabs株式会社の点群処理ソフトです。

特徴

Modelyの主な特徴・機能は、以下のとおりです。

  • iPadなどで取得した点群データから3Dモデルを作成することで、配筋検査項目の自動合否判定ができる
  • 3Dモデルから鉄筋の本数、間隔、かぶり厚などを自動で算出し、検査帳票を自動で作成できる
  • 点群データや帳票のクラウド上での共有により、情報連携や遠隔での確認がスムーズにできる

Modelyは、LiDARセンサーを搭載したiPadなどを活用し、建設現場の配筋検査を革新するアプリケーションです。

現場で手軽に点群データを取得し、3Dモデルを生成します。この3Dモデルから鉄筋の本数、間隔、かぶり厚を自動で算出し、設計値と比較した合否判定から検査帳票の作成までを自動化できるのが大きな特徴です。

さらに、点群データや帳票はクラウド上で共有されるため、オフィスなど離れた場所にいる関係者ともスムーズな情報連携ができます。

料金

料金は、利用者のニーズや利用規模によって異なります。
個別の見積もりが必要となるため、公式サイトまたは販売代理店にお問合せください。

点群処理ソフトの将来性

点群処理の技術は、建設業界のDXを推進する上で重要性が増しており、今後も大きな発展が見込まれます。ここでは、その将来性を3つの視点から解説します。

点群処理ソフトの将来性
  • クラウド型の普及とニーズ拡大
  • AI技術による自動解析・自動分類の実用化
  • AR/VR技術との融合で広がる活用領域

クラウド型の普及とニーズ拡大

近年、通信技術の進化に伴い、インターネット経由でサービスを利用するクラウド型の点群処理ソフトが急速に普及しています。

オンプレミス型は、高性能なパソコンが必要であり、大容量点群データの共有にも手間がかかる点が課題となっているためです。

一方でクラウド型は、パソコンのスペックに依存せず、場所を選ばずにどこからでもアクセスできる利便性があります。

複数人での共有や共同編集が容易なため、現場の効率化やコスト最適化という現場の具体的な需要に応える形で、今後さらにニーズが拡大していくことが予測されます。

AI技術による自動解析・自動分類の実用化

AI技術の進化は、点群処理のあり方を大きく変えつつあります。

従来は多くの時間と人手を要していたノイズ除去や、地物ごとのクラス分類などの作業を、AIが自動で行う技術が実用化されています。

建設業界では、地形、建物、樹木、道路構造物などをAIが自動で高精度に判別します。この技術は、手作業による分類作業を大幅に効率化し、担当者の負担を軽減するだけでなく、人為的なミスの削減や品質の均一化にも繋がります。

ScanXのように、AIによる自動解析・分類機能を標準搭載したサービスも登場しており、今後はAIの活用が点群処理ソフトの標準機能となるでしょう。

AR/VR技術との融合で広がる活用領域

AR(拡張現実)やVR(仮想現実)技術と点群データを融合させることで、活用の幅はさらに広がります。

AR/VR技術を使えば、実際の建設現場に完成後の3Dモデルを重ねて表示し、施工前に収まりを確認したり、干渉チェックを行ったりすることが可能です。

現場担当者は、図面やモニターに囚われず、目の前の空間で直感的に判断を下せるようになり、意思決定のスピードと質が向上します。

さらに、VR環境に点群データを取り込めば、完成後の建物の仮想空間でウォークスルー体験ができます。

設計段階でのレビューや施主へのプレゼンテーション、さらには維持管理段階での保守計画のシミュレーションなど、さまざまな活用が期待されています。

最適な点群処理ソフトを導入して業務効率化を実現しよう

点群処理ソフトは、製品によって機能や価格、得意とする用途が大きく異なるため、自社の目的や課題を明確にし、それに合った最適なツールを選ぶことが重要です。

高額なソフトウェアを導入しても、ライセンスの制約でチーム全体が十分に活用できなかったり、高性能なパソコンを用意できず性能を活用しきれなかったりすることもあります。

こうした課題を感じている場合は、クラウド型の点群処理ソフトという選択肢も一つの方法です。

たとえば、ScanXは高性能なパソコンがなくても、インターネット環境さえあれば場所や時間を問わずに利用ができ、AIによる自動分類機能で作業時間を大幅に短縮できます。

さらに、月額29,800円から利用ができ、1ライセンスで複数人の利用が可能です。

まずはお気軽に無料のデモやお試し処理をご利用ください。

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